先日、お財布の修理のご依頼を受けましたので、その修理前と修理後のレポートです。

ご依頼主のT様はこのお財布をもう10年くらい使ってこられたそうです。すごく愛されてるお財布ですね！！
元はヌメ色だった革がいい具合に変色し、麻糸があちらこちらほどけていました。 

 札入れの部分も糸が取れて、角が開いてしまっていました。
指で引っ張るとポロポロと糸が取れる部分もあったので、傷んでいる部分は縫い直しました。 

ファスナーの引き手が金具だけになってしまっていたので、ここも何かつけて欲しいとリクエストがありました。
そこで、オーソドックスな革の引き手を作成しました。 

最後はラナパーで全体をサッと磨いて仕上げました。
これでまだしばらくは使えそうですね！

T様はとても喜んでくださいました。
大事なお財布をお任せいただいて、私も嬉しかったです。ありがとうございました。