レザーの旅をしてきました

2015年8月14日 10:43

7月後半に兵庫県までレザーの旅をしてきました。神戸は大好きでこれまで何度も行っているのですが、今回は初めて姫路レザーで有名な姫路と、カバンの街、豊岡に行ってきました。

まずは世界遺産「姫路城」を見物してきましたよ。本当に白くてカッコいいお城でした。中は6階までひたすら階段を上らねばなりませんが、天守閣からは姫路を一望でき、曇っていた空も徐々に晴れて、外からも中からも良い眺めでした。

そこからタクシーで花田町にある「革の里」へ向かいました。大きな川が流れていて、皮をなめす工場が川沿いにいくつも見えました。すぐ目に入った新喜皮革さんはコードバンなどで有名です。

こちらがポケットパーク花田「革の里」。
奥さんがとても良い方で、近所のメーカー「大昌」の工場を見せていただけるよう、なんと交渉してくださいました。

これがその工場。至る所に革が積んでありました。国内流通している馬革の多くがここで作られているそうです。
大昌の会長さんから直々にお話を伺うことができて本当に感動しました。家業でやってこられた皮の製造だけでなく、革細工を60代になって始められ、もうその道20年!だそうです。

翌日、姫路からレンタカーで豊岡まで3時間。カバンの街へでかけました。カバンストリートでは、ベンチもポストも自動販売機も全部カバンの形。街並みはレトロで古くからのカバン屋さんがいくつもが並んでいます。
昔、「柳行李」という柳で編んだ箱形の入れ物を運搬などに使っていたそうですが、それに持ち手を付けたのが豊岡鞄の始まりだそうです。

鞄職人として大変有名な植村美千男さんと奥様にも直接会ってお話しすることができました。この写真は植村さんの作業場にある道具。今はもう修理の仕事で手いっぱいで新しく作ることはできないのだとか。テレビで一度拝見したことがありましたが、とても優しく素敵な方でした。国内だけでなく海外からもお客さまが訪ねてこられるそうです。

こちらは同じ豊岡にあるコウノトリの郷のコウノトリたち。ずっと前に豊岡の久久比神社のことをこのブログで書きましたが、本当に豊岡に行けるとは。本物のコウノトリが空を舞う姿を見ることができて、とても感動しました。

Atelier Vineでよく使用している馬革が兵庫で有名とあって、一度訪ねてみたいと思っていたのが今回叶いました。幸運にもお話しする機会に恵まれた職人さんたちの生き様に感化され、私も頑張っていこう!と思いました。

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